ナチュラルとウォッシュドの浅煎りコーヒーを飲み比べてみた

実験

先日、お土産で浅煎りコーヒー豆2種をいただきました!
東京都文京区の本郷にあるアンモナイトコーヒーさんのコーヒー豆です。

このお土産のコーヒー豆2種は、品種は同じですが
精製の方法が異なっていました。(ナチュラル or ウォッシュド)

コーヒー豆の精製方法により味にどんな影響があるのか疑問が湧いたので、
今回は2種類の浅煎りコーヒー豆を使って
精製方法による味の違い
を比較をしてみました!

それでは、ご覧ください。

この記事のまとめ
・ナチュラルとウォッシュドの浅煎りコーヒーはどちらも酸味がよく感じられるが、
 酸味の種類が大きく異なっている。
・ナチュラルは芳醇な酸味がありワインのような印象、
 ウォッシュドは柑橘系のような酸味があり、レモン(ティー)のような印象を感じた。

ナチュラルとウォッシュドの違い

以前、コーヒー豆の精製について記事を書かせていただきました。

精製とは、「コーヒーチェリーから種(コーヒー生豆)のみを取り出す工程」のことです。

ナチュラル:
 コーヒーチェリーそのものを乾燥させた後に、種を取り出す精製方法
ウォッシュド:
 コーヒーチェリーを収穫した後に中身(種+パーチメント)を取り出し、
 この中身を乾燥させた後に種を取り出す精製方法

一般的にナチュラルは濃厚な香り・穏やかな酸味があり、
ウォッシュドは強めの酸味があると言われています。

今回使用したコーヒー豆について

(左:ナチュラル、右:ウォッシュド)

今回は、東京都文京区の本郷にあるアンモナイトコーヒーさんの
浅煎りコーヒー豆2種類を使って、
ナチュラルとウォッシュドの比較をしていきます!

品種はどちらもエチオピアです。

(左:ナチュラル、右:ウォッシュド)

こちらはお店に置いてある、コーヒーの説明書きの写真です。
見ていただけると分かるように、煎りの深さと味のチャートがほとんど同じです。
精製方法(ナチュラル or ウォッシュド)が異なっているのが大きな違いです

【実験】ナチュラルとウォッシュドの比較

豆〜粉砕までの比較

まず、豆の外観と香りです。

(左:ナチュラル、右:ウォッシュド)

【外観】
・どちらのコーヒー豆もツヤはなく、マットな外観だった。
・ウォッシュド(右)と比べて、ナチュラル(左)の方が少し赤みがかった茶色をしており、
 よりマットに見えた。
・また、ウォッシュド(右)の豆では溝の部分にシルバースキンが残っていた。
 白いカスのように見えるもので、コーヒー生豆の薄皮の残り
【香り】ナチュラルでは、ワインのような芳醇な香り・酸味のある香りが感じられた。
・ウォッシュドでは、ほのかに柑橘系のような酸味のある香りがあったが
 香りの強さはナチュラルよりも弱く感じられた。

コーヒー豆をミルで挽いてみました。

(左:ナチュラル、右:ウォッシュド)

香りは、粉砕前のコーヒー豆の段階で感じた印象と大きな差はありませんでした。

ウォッシュド(右)は、コーヒー豆を粉砕すると
シルバースキンが混ざっているのがより目立ちますね。

ドリップしたコーヒーの比較

ドリップでコーヒーを淹れ、飲みくらべてみました。

※2024年3月2日 写真を差し替えました

(左:ナチュラル、右:ウォッシュド)

【外観】
・ウォッシュドに比べて、ナチュラルの方が暗い色をしていた。
【香り】
・粉砕前のコーヒー豆の段階で感じた印象と大きな差はなかった。
 →ナチュラルでは、ワインのような芳醇な香り・酸味のある香りが感じられた。
  ウォッシュドでは、ほのかに柑橘系のような酸味のある香りがあったが
  香りの強さはナチュラルよりも弱く感じられた。
【味】ナチュラルでは、香りと同じくワインのような芳醇な風味・酸味を感じた。
 味の中では酸味の印象がかなり強かった。
・ウォッシュドではナチュラルと同様に酸味を感じたが、ワインのような芳醇な印象ではなく
 柑橘系の酸っぱさを感じ、レモン(ティー)のような印象を受けた。

私が感じた最も大きな違いは、
味の点で、ナチュラルとウォッシュドで酸味の種類がかなり異なっている」ということでした。

外観に関しては、煎りの深さによってコーヒーの色が変わるものだと思っていましたが
同じ浅煎りコーヒーでも色に差があったのは意外でした。
ナチュラルの方が発酵が進んでいる分、色にも影響しているのでしょうか。

どちらのコーヒーも本当に美味しかったです!

まとめ

この記事のまとめ
・ナチュラルとウォッシュドの浅煎りコーヒーはどちらも酸味がよく感じられるが、
 酸味の種類が大きく異なっている。
・ナチュラルは芳醇な酸味がありワインのような印象、
 ウォッシュドは柑橘系のような酸味があり、レモン(ティー)のような印象を感じた。

今回は浅煎りのナチュラルとウォッシュドで比較をしてみましたが、
煎りの深さによって、また違った差が感じられるかもしれません。

機会があれば、今回とは煎りの深さが違う豆で
ナチュラルとウォッシュドの差を検証してみたいと思いました!

また、実際にアンモナイトコーヒーさんにコーヒーを飲みに行ってみたくなりました。

今回も読んでいただきありがとうございました!

うぃりあむ

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