コーヒー豆でアラビカやロブスタという言葉を聞いたことはありませんか?
言葉は聞いたことがあっても「何が違うのか」ということについては
知らない人もいるのではないでしょうか。
この記事では「アラビカ・ロブスタとは何なのか、どんな違いがあるのか」という点について
解説していきたいと思います!
この記事のまとめ
・アラビカ・ロブスタはコーヒー豆の種類のこと。
・コーヒーノキの生育時、アラビカは病害虫に弱いがロブスタは病害虫に強い。
・味や風味はロブスタよりもアラビカの方が優れている。
・一般的にお店で販売されているコーヒー豆や、カフェで飲むコーヒーはほとんどがアラビカのもの。
ロブスタは缶コーヒーやインスタントコーヒーに用いられる。
それでは、お楽しみください。
コーヒーノキとは
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アラビカ・ロブスタはコーヒー豆の種類のことなのですが、
2つの違いをお話しする前に、コーヒーノキについて説明したいと思います。
普段私たちが飲んでいるコーヒーは、
コーヒーチェリーを加工して作られたコーヒー豆を粉砕し、
お湯で抽出したものです。
では、コーヒーチェリーはどこから来るのでしょうか。
コーヒーチェリーはコーヒーノキという木に実る果実なのです。
植物学上ではアカネ科コフィア属というグループに属しています。
アラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ)について
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コーヒーノキはアカネ科コフィア属というグループに属するということをお話しました。
「アカネ科コフィア属」より、もう一段階細かい「種(しゅ)」という分類になると、
100以上に細分化されます。
この「種」という分類の中にアラビカ種やカネフォラ種(ロブスタ)が含まれています。
アラビカ種
アラビカ種のコーヒー(豆)の特徴として、以下のようなものがあります。
・病害虫に弱い ・高地で栽培される ・香り高い ・美味しい酸味がある
アラビカ種のコーヒー豆はブラジル、コロンビア、エチオピアなどで生産されています。
「アカネ科コフィア属アラビカ種」より、
さらにもう一段階細かい「品種」という分類になると、
ブルボン・ゲイシャ・エチオピアなどの品種が出てきます。
上記のような品種の名前は
カフェやコーヒー豆屋さんで見たことがある方もいらっしゃるかと思います!
カネフォラ種(ロブスタ)
カネフォラ種のコーヒー(豆)には、以下のような特徴があります。
・病害虫に強い ・低値で栽培される ・生産できる量が多い ・安価 ・苦味が強い
アラビカ種より味や風味は劣りますが、アラビカ種よりも丈夫なのがカネフォラ種の特徴です。
カネフォラ種のコーヒー豆はインドネシア、ベトナム、インドなどで生産されています。
また、「アカネ科コフィア属カネフォラ種」より、
さらにもう一段階細かい「品種」の分類の中にロブスタがあります。
カネフォラ種のコーヒー豆で流通している品種はほとんどがロブスタであることから、
一般的に「カネフォラ種=ロブスタ」として認識されているようです。
余談ですが、色々なコーヒー関連の本を読んでいると
私が見た限りでは特に断りがなくてもアラビカ種のコーヒーについて書かれており、
カネフォラ種については触れられていないケースが多かったです。
また、コーヒー豆として流通している種には
アラビカ種・カネフォラ種の他にリベリカ種と呼ばれるものもありますが、
その流通量はかなり少ないそうです。
アラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ)はどんなコーヒーになる?
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コーヒーの味や風味としては
カネフォラ種よりもアラビカ種の方が優れていることを説明しました。
それでは、アラビカ種とカネフォラ種のコーヒーは
それぞれどのように使い分けられているのでしょうか?
答えはこちらです。
アラビカ種 一般的に飲まれているコーヒーに用いられている。 カネフォラ種(ロブスタ) 缶コーヒーやインスタントコーヒーに用いられる。 アラビカ種のエスプレッソにブレンドされることもある。
カフェで飲むコーヒーやコーヒー豆屋さんで買える豆はアラビカ種で、
安価な缶コーヒーなどはカネフォラ種ということになります。
味はアラビカ種に劣るかもしれませんが、
「一般のユーザーにとってはカネフォラ種のコーヒー豆はレアな存在」とも言えますね!
まとめ
この記事のまとめ
・アラビカ・ロブスタはコーヒー豆の種類のこと。
・コーヒーノキの生育時に、アラビカは病害虫に弱いがロブスタは病害虫に強い。
・味や風味はロブスタよりもアラビカの方が優れている。
・一般的にお店で販売されているコーヒー豆や、カフェで飲むコーヒーはほとんどがアラビカのもの。
ロブスタは缶コーヒーやインスタントコーヒーに用いられる。
今回は、コーヒー豆のアラビカとロブスタの違いについて解説しました。
流通量としては少ないようですが、ロブスタのコーヒー豆も購入することができるようです。
今後、ロブスタのコーヒー豆を購入してレビューしてみたいと思っています!
今回も読んでいただきありがとうございました。
うぃりあむ
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